お久しぶりにする予定は無かったのですがお久しぶりになってますね、もはや様式美。
こんばんは、夏ですね。梅雨は一度消え、そしてまた戻ってきているような、でももう夏になっているような昨今いかがお過ごしですか。
公式イベントでは一ヶ月前はサガオケが開催されましたね。
私は東京公演昼夜、聞いてまいりました。
とても素晴らしい演奏を耳にして感想を……まとめたい……!と思いながらも色々あったり、それを乗り越えてからもうだうだとしておりましたらどうにもまとまらず、書き直すも読みづらくなり……でひと月経ってしまいましたので変にまとめようとせず書き散らしておこうと思って今これを打っています。
本当にただただ言いたいことを書き連ねて散らして暴れているだけなのですが、ご興味がありましたらよろしくお願いいたします。
サガオケ2025楽しかったですね!にかこつけてロマサガ2語りとほぼ箇条書き感想
2年ぶりのサガオケ、ロマサガくくりではないサガシリーズ全体でのオケは初めてでした!
全体構成もちょうどバランスがよかった印象。
演奏も聞いていて安心感があり全体がよく鳴っていたように思います。おさえるところはおさえ、強く出すところは強く出す、緩急がとても好みに合った演奏でした。
昼の部はセットリストを確認せずそのまま聞いて、昼の部後にパンフレットを買いましたがその時になってやっと、指揮者の方が2023年のサガオケの時に大阪公演で指揮をした方と知って納得。それは好みの演奏のはずだわ……(2023年のサガオケで一番好きだった演奏が大阪公演のものだったため)
その時も同じでしたが、アンコールでラストバトルブッパしてくるんですよねwwww
最後に!?それを!?この疲れが最高潮の場面で!?みたいな感じが結構あって、2023年の時は東京公演が結構息切れすごかった印象だったので、最後に聞いた大阪で「どこにその力が!?」というくらい全体がしっかり鳴ったラストバトルメドレーを聞いたため余計に印象に残っていたのでした……。
さて、演奏された曲について色々。
全てには触れていません。また、ほとんどがロマサガ2に偏っています。ご了承くださいませ……!
■まずはこれについて語らせてほしい
あの曲順とか完全無視するんですがサガオケ感想を書いておきたいと思った理由第一位が
「無念を晴らす刻」
なんですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直、リベサガが発売してから初めてのサガオケ……欲張りなオタクis私は、何かしら……何かしらあるだろう……という期待がありました。
公式のオケコンで聞いたことがないので「遥かなる戦いの詩」とか「エピローグ」とか聞けないかな~~!
とかそういうことに多少期待して行っていたんです現場に!!!!!!!!
全滅のテーマから入ると思わないじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに全滅のテーマ、初めて曲名を見たとき「あっ継承のテーマじゃないんだ!?」と驚いた過去があります。
継承の時に流れるBGMでしたのでてっきりそうなのだと思い込んでいたら違ったっていう。(まあ全滅したら継承画面行くので正しいんですけれども)
それでですね。
その全滅のテーマが問題なんですよ。
私は昼の部で、パンフレットを見ていなかったのでノブオさんの司会の声で初めて「無念を晴らす刻」という言葉を聞いたわけです。
ええ、無念を晴らす、といえば思い当たることなんて一つだけです。
何回も見ました。「先帝の無念を晴らす!」というテキストを、ゲームの画面で。
だからロマサガ2関連ではあるのだろうと思っていましたがそこで全滅から入りメドレーになっていくとは考えていなくて……
そんな感じで半ば呆然としながら聞いていて、でもふっと気にかかった音があって。
遠くで鐘が鳴ったような、そんな音が。
その一音を聞いて、城下町に静かに響いていく鎮魂の鐘だ、と脳を焼かれました。
けれどその音は過ぎ去ったあとで、確かめる術が昼の部ではありませんでした。
なので夜の部、改めて気を付けてみていたら、鳴ってた、鳴ってたよ、静かに、ささやかな音で、でもしっかり聞こえる音で、チューブラーベルが鳴らされていたんですよ……!!幻聴じゃなかった!!
(チューブラーベルはN〇Kのど自慢で鳴らされるあのでっかいベルです)
そもそもが物語性を見出した構成の音楽だった「無念を晴らす刻」。
なので余計に、その鐘の音は皇帝が死した時、町に響いてその死を悼む光景を私に運んできました。
アバロンの青い屋根、雲の隙間を飛んで行く自由な鳥、そこに響く鎮魂の鐘。
その音を聞いているのは誰なのか。
それは町の人々であり、何より、新たなる皇帝となった誰かである。
すっくと立った〝誰か〟の背中が見えたのです。
物語が自分の中でいきなり、唐突に、前触れなく現実の感情とリンクする瞬間って様々あると思います。
今回、サガオケで私はそのたったふたつの鐘の音が、その場所に連れて行ってくれました。
聞けて良かったよ、良かった……!
オーケストラで聞く醍醐味ってそういうところですよね。
あと楽器の使われ方で印象がぐんと変わる。もしくはより強固に固まっていく。
すみませんまだ「無念を晴らす刻」について語るのですが……
これ、この、〝無念〟は一体誰の無念なのか?という話させてください。
当然、この全滅のテーマが流れるということは皇帝が倒れたことを意味しますからその皇帝の〝無念〟であるでしょう。
けれどもこの構成を聞くと、〝無念〟は七英雄もまた抱いているものではないだろうか、という思考になるんですよね。
舞台や、リベサガで七英雄側の物語が増強されてかなり詳細に描かれていますが、思えば彼らの理想の姿からは離れてしまった今(=ゲーム内でのスタート時点)を〝無念〟とも言えるのではないのか、と。
特に今回のオケコンではこの「無念を晴らす刻」がリベサガ枠でパンフレットに書かれていたのでそういう感情が乗るのもありなんじゃないのかな、と思ったわけで。
どこかで斜め読みをしたのでソースを覚えていないのですが、七英雄という存在から見て、伝承皇帝という存在は倒しても倒しても別の人間を介して何度でも復活し立ち向かってくる存在で、最初こそ弱いのにどんどんと力を重ねて付けてきて牙をむく。その繰り返しの中で倒されてきた七英雄もいる。
だからその存在(皇帝)を七英雄が倒しても、〝無念〟を晴らしている(誤魔化している)刻と解釈してもいいのではないか、とふと思ったのです。
これはものすごく私見ですが、私はロマサガ2をまさしく「それぞれの正義」だと思っているので皇帝と七英雄は表裏一体の存在で互いに〝人類にとって危うい存在〟であると考えています。
過ぎる強さは新たな不安を生んで排除の道を選び取る。
恐ろしさは連帯を生み、一つの強力な力を得たものを敵として排除しようとする。
だからこそ最後の皇帝は共和制を取り姿を消す、という選択をしているのだろうと思っていますがまあこの辺は別に私が思っているだけでなく同じように感じている方もいらっしゃるでしょう。
でも、だからこそ、この「無念を晴らす刻」は皇帝、そして七英雄のための表題である、と思いたい、という話を長々しました!
この「無念を晴らす刻」という題は河津さんが付けたとのことでそれもまた……ロマンシング……!
「無念を晴らす刻」についてまた語りたくなったらもうちょっと書きます。でも大体書けたので満足しました。
■この流れなのでラストバトルメドレーについて語らせてください
いつ聞いても熱い!
いつ聞いても最高!
それがラストバトルメドレー!
まあ構成されている中できちんとゲーム内でラスボスと向き合い聞いたことのあるラストバトルはロマサガ2(リマスター版)だけなんですけれども……
ロマサガ1と3は1は途中でデータ消えてクリアしてない、3はまったくの未プレイという状態で何言っとんねん状態なんですけども……ラストバトルのそれぞれの印象について書かせてください。
・決戦!サルーイン
「神に挑む畏れ」
・ラストバトル(ロマサガ2)
「それぞれの正義」
・ラストバトル(ロマサガ3)
「絶対の強者への挑戦」
みたいな趣がある。
上から順にちょっと(?)ずつ書いていきます。
・決戦!サルーイン
「神に挑む畏れ」
内容すごくふわふわしているんですが、サルーインは神であることは知っているので(ロマサガ1のOPでみた)そう聞こえるのかもしれませんが、音楽が天上から目線なんですよね、どこか。
人間とは違う位置にいるものでしか出せないものがそこにいる畏怖。
人の身でそのような存在に挑むことへの畏れ。
恐れを踏みつけて奮い立たせるようトランペットが高く鳴る。
そんなことを思わされます。
・ラストバトル(ロマサガ2)
「それぞれの正義」
最初に言います長いです。
これ多分何回も言ってるんですけどね、ロマサガ2のラストバトルって静かに始まってどんどんと戻れなくなるように音が盛り上がっていきますよね。
初めて聞いた時はそんな場合じゃないので曲の印象って無かったんですが、まあ初めてのラストバトルは都合20回くらいやり直しましたしその後も七英雄倒せるかなチャレンジを度々開催しましたし演奏会でも聞いたので聞けば聞く度に思うのですよね。
ロマサガ2のラストバトルは、しずかだ、と。
イントロが切ないメロディーで始まる。
何かに戸惑い、けれどもう脚を踏み出すしか無く、剣を交えどちらかが死すまでその手が下がることはない。
ここでも感情がぶつかるような構成だと思っている。互いに、互いが譲れないものをかけて戦いに身を投じている。
一方はその譲れないものを見失っていても。
物語を知っているからこそそういった感想になるのだとは思うけれど、こんなに切ない音楽のラストバトルっていうことが印象深く。
音楽もまた物語性を持っているからこそ、それまでのプレイヤーの体験も乗って、脳内に無限の感情をわき上がらせてくれます。
今回のオケでは音楽が主役。存分に音を浴びた結果、さらに自分の中にあるこの音楽の物語が増強されていくような心地で聴いていました。
また聴きたいなあ。
・ラストバトル(ロマサガ3)
「絶対の強者への挑戦」
傲慢な存在への鉄槌を降す序曲、のような。
使命のための闘いへ挑んでいく勇猛さが音楽の中にある気がします。
神とはまた違った、まだ人に近い存在の、傲慢ゆえの驕りを砕く決意が見える曲だと思っています。
多分これは本当に自分で辿り着いたときに全然違うことを思うんだろうなって思うんですが今しか書けないことなので今書いておきます……!
四魔貴族の時にも思ったのですが、青い血(貴族)の誇りと傲慢が音楽から匂うんですよね……宮廷の蠱毒の匂いがする……
チキンなので言い訳でサンドイッチしますが1ミリも本編をしらない人間が曲のイメージだけで好き勝手言ってるだけの妄言です。生暖かく見守って下さい。(SwitchにDL済みですがプレイが追いついていない)
■やっぱり「熱情の律動」は楽しい!
サガオケの他ではイトケンさんのコンサートでも体験がありますが、観客として楽団と一体となって体験する音楽はいいですよね……!
昼の方がなんか元気だったように思います。イトケンさんがオケの方を振り返って「拍手うるさいと思います、がんばってください」って言ったのに対し、にこにこで応えてた楽団員さんたちが可愛かったです。
手が痛くなるくらいに叩き続ける一曲は一部の終わりに相応しく満足感を十二分に満たしてくれます。
……でも欲を言うと前回のサガオケの構成(最終試練~死への招待状メドレー→熱情の旋律)がめちゃくちゃ良くて好きだったのであれでまた聴きたい……!
岸川さんの歌声が入った最終試練~死への招待状メドレーめちゃくちゃ好き……!
■全軍突撃!聴けると思って無かったのであって嬉しすぎましたありがとうありがとう
インサガはやってないんですけれども!!
スクエニミュージックのyoutubeチャンネルで以前たまたま見たイトケンさんのインタビュー動画(だったと思う恐らく)にて紹介があり、聴いて、めちゃくちゃ好きになって。
その曲聞きたいがためにインサガ始めようかなと思ったくらいで(まあ結局始めなかったのですが……ソシャゲに苦手意識がある)オケで聴けるとかあるんか~~~~~!!!!!という純粋な感動がありました……めっちゃよかった……ありがとうございました……純粋な感謝……。すんごいよかった……あの……CDとかは……あの……………!
■歌があるのがいいですよねサガオケって。
胸に刻んで、砕かれし星、繭姫……そしてもちろん熱情の律動も。
オケに女性ボーカルもついて生で聞けるの本当にありがたい。
今回は特に「胸に刻んで」が印象深かったです。
緋色のドレス、美しかった……
■昼と夜でアンコール変えてくるとかある?あった。
耳が良くないし記憶ももうおぼろげなので間違っていたらすみませんなのですが前回公演と同じくラストバトルメドレー、それから昼はロマサガオープニングタイトル。(リベサガ版のオープニングテーマでしょうか?耳に自信が無いので違っていたらすみません、公式で出てるのかな……)夜はイトケンさんのピアノでのロマサガ2エピローグ。
この、夜の部の一番最後。
他のゲストの皆様が舞台上でピアノから対角線上である上手側に寄り客席と同じように聞いていた姿が印象的でした。
最後に残った皇帝だったひとを待っていた旅の仲間達のように。
あの酒場で、最後に来た迎えのシーンのようで。
シーンの再現は、自分の中の体験を掘り起こします。
初めてクリアした夜に戻ったような気持ちになりました。
ずるいって!!!!!!!!!!!
それはずるいよ!!!!!!!!!!!!!
心の中で叫びまくったあと。
コンサートが終わって、もう喋っても良いような雰囲気になった客席で、静かに退場しながら私は同行した方に「いやあれはずるいだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と話しかけずにはいられない姿をさらすことになったのでした。
……とりあえず、書きたいことは書いたのでサガオケにかこつけて語る記事はこれでおしまいにしておきます。
めちゃくちゃ中途半端だな……いやでも本当にちゃんと語るだけの知識も経験もないしでも初代サガの音楽とかCDで聴きまくっていたあの曲が演奏されてテンション爆上がりだったしサガフロ音楽も大好きだしサガエメくんの曲良すぎたしサガスカもはちゃめちゃ興味沸くしあっ公式有料取扱説明書と名高いアルティマニアがあるアンサガ先輩やっぱバトルテーマめちゃ良すぎるとかやっぱリベサガ曲やるよねそうだよね予習してから生きたかったよ絶賛プレイ中だよぐええとか色々あったんですけれども!!!!!!!!!!!!!
生の音で聴くと、また違った印象や(アレンジも違いますし)気付き、そして新しい閃きと情景を描くことの出来る感動を連れてきてくれますよね。
また来年もやってくれないかなあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度はイトケンさんのコンサートかな行くとすると……!
今年も色々駆け抜けたい、人生………………
そんなわけで、コンサートにかこつけたわめきにお付き合い下さってありがとうございました……!
ええと、最後に、この機会に揃えたいと思って急遽作ったおめかしぬい服を着たヘクジェラのぬいを見て下さい……!
昼と夜でお召し替えしてもらいました。


このぬいを作ってた時がちょうど2023年のコンサートの頃で、間に合わせたかったけど時間がかかりすぎて結局本体を揃えるのに大阪公演の時にやっと、という感じで、今回「やっぱり一度くらいは公式のイベントに連れて行きたい……!」と思って連れていきました。満足!
サガオケ2026も待ってるぞ!!!!!!!!!!!!!!!(スクエニお問い合わせフォームに感想とまたやってねメールをしたためる絵文字)